スイトナーの「フィガロの結婚」

・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲(歌唱:ドイツ語)
ヴァルター・ベリー(バリトン:フィガロ)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ:スザンナ)
ヘルマン・プライ(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:伯爵夫人)
エディト・マティス(ソプラノ:ケルビーノ)
アンネリース・ブルマイスター(メゾ・ソプラノ:マルチェリーナ)
フランツ・オーレンドルフ(バス:バルトロ)
ペーター・シュライアー(テノール:ドン・バジリオ)
ジークフリート・フォーゲル(バス:アントニオ)、他
ヴァルター・オルベルツ(チェンバロ)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
オトマール・スイトナー(指揮)
・64年録音、名技師クラウス・シュトリューベンによる
モーツァルトの名オペラ「フィガロの結婚」。
スイトナーによる明快で快活な指揮と、月並みですが「絹のような」とことん柔らかいSKDの音も絶品。耳からサラサラと入り込み、スーッと体の中を綺麗にしてくれるような、それほどまでに美しい音の流れのイメージがあります。
歌唱陣も当時の超一流揃いで個人的にはやはりローテンベルガーの声がたまらない。
イタリア語ではないところが耳に栓をしてしまっているのなら、それはもったいない!
名手スイトナーと名門ドレスデンの、伝統ある音楽の魂を継承した音達ですので、是非ご一聴していただきたい逸品です。