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よもやまレコード

バッハとアムゼル

本日はバッハの誕生日!
と独グラモフォンのツイッターに流れていたのを朝みつけ、ならばとかけているのはこちら。
Bach_Birthday

東独Eterna
ヘルムート・コッホ / ベルリン室内管弦楽団
バッハ / 管弦楽組曲(BWV1066-1069)

ヘルムート・コッホのバッハは、まるで辞典を聞いているかのような、学識の高い知的な演奏。

バッハという人物は、手放しにすごい。
バッハの数ある才能の中で一番私を驚かせるのは、音楽的な「捻り」とその多彩さ。
一辺倒にならない各部位の展開の捻り、そしてその鮮やかさ、そしてそのバリエーションにいつも驚かされる。

ヨーロッパでよく見かける代表的な鳥に「クロウタドリ」(ドイツ語だとアムゼル)と言うのがいる。スズメ科の大きめの小型の、少しふっくらとしたフォルムの愛らしい鳥で、全身真っ黒でくちばしは濃い黄色。
この「クロウタドリ」、その名の通り、非常に素晴らしい「歌」を聞かせてくれる鳥と言うことで非常に愛されている。



こちらの動画にとてもよく録れてるが、その歌声の組み合わせは驚くほどに多彩。
春になってくると明け方と夕暮れに、この美しい歌を空一杯に響かせ、ヨーロッパ人を和ませています。
きっとバッハもこの美しい歌声を聴きいたと思うと、思いが馳せます。

と、本日はバッハの曲の展開の多彩さと、クロウタドリの鳴き方の多彩さと言う共通点のお話し。

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