レコードのジャケは、良い・・。
正方形の大きなキャンバスに置かれた写真や絵画、色と文字の配置の妙。
良ジャケはず~っと・・とは言わないが
10分、いや5分は眺めてられるだろう・・・。
[よもやまレコード店主 2017]
こんにちは!レコードのジャケットは、お好きですか?
よもやま店主は結構好きな方です。
レーベルや発売国によって個性があって、その時代の感性がわかるのは知識欲的に大きい!
他にもレーベルの財政状況、盤を売るための四苦八苦などなど、意外な所も透けて見える(気がする)所も好きです。
と言うわけで「物好き企画・ジャケットを見る!」を不定期で連載いたします。
勢い企画なので、熱が冷めないうちにさっそく行きましょう!
まずはエテルナの中で好きなのがこちらですかね。
ザンデルリンク&レニングラードフィル / チャイコフスキー / 交響曲 第4番
57年に発売されたもので、カタログナンバー「LMP~」なのでグラモフォンでレコードを作ってもらっていた頃のでしょうか。
デザインがめっちゃ好き!と言うよりも青と黄色の配色、あと、もしかして私は作りの良さに惹かれているのかな?
どうも以降のジャケットとは紙自体が違っていて、なんと説明すれば良いのかよく判りませんが、ざらざらとした触感のわずかに厚手のクラフト紙のような紙で、紙自体が立派。
「持ち心地」が良いのです。そこが好き。
ザンデルリンクとムラヴィンスキーのチャイコフスキーでのみ見たことがあります。
保管庫を眺めていて気が付きましたが、DGGのこのジャケットと同じ演奏の写真とですね!
次にお気に入りなのがこのデザイン。
背景の四角パターンの中には楽団員達がパート毎にうっすらと印刷されており、その上から大指揮者の写真がプリントされている。カラフルな背景デザイン、指揮者はとても大きくプリントされ、最低でも2版使われていますし、当時としては随分とお金をかけて刷られたのがわかります。「大巨匠の決定版」と言う感じだったのでしょう。
このジャケの中身はフラットの厚盤なので、そこもまた好きな理由です。
知る限りフルトヴェングラー、コンヴィチュニー、アーベントロート、カラヤンのデザインがあります。
フルトヴェングラー&ベルリンフィル / シューベルト 交響曲 第7番「未完成」
珍しいフルトヴェングラーの横顔!良いシェイプしてます。
素晴らしい眼差しのコンヴィチュニー&ライプツィヒゲヴァントハウス/ベートーヴェン交響曲。
ジョジョに出てきそうです。
アーベントロート&ベルリン/ライプツィヒ放送 / ハイドン / 交響曲 第97&88番
アーベントロート威風堂々!
他のジャケで見た感じよりもずっと大きく見えます。
カラヤン&ロンドンフィル / ベートーヴェン / 交響曲 第7番
このカラヤンの写真はちょっといまいちかなと思いますね。
このジャケの後カラヤンは自ら写真を選ぶようになった・・かどうかは定かではないですが。
最後はこちら。
旧東ドイツが消滅するギリギリの87年あたりにリイシューされたこちらもとても良いデザインで、フルトヴェングラーはやはり東ドイツ人にとっても特別な存在だったと思わせる、素晴らしい出来。写真とフォントのバランスが格調高くていかにも「ドイツ」らしい。
フルトヴェングラー&ベルリンフィル / ベートーヴェン / 交響曲 第5番「運命」
凛々しいフルベン様の写真もいいし、フォントの選択、構成も完璧でツボです。
お楽しみいただけましたでしょうか。
ではまた次の機会に♪