東独エテルナの名盤~Nr.8 ズスケ&マズア/LGO ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 op.61 エテルナの名盤紹介 2016年10月31日 【 LP ETERNA 729215 】ベートーヴェン / ヴァイオリン協奏曲 op.61カール・ズスケ(ヴァイオリン)クルト・マズア指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団【 東独エテルナ / STEREO DMM / 89年 / オレンジ色ラベル 】87年、残響音の豊かなライプツィヒ新ゲヴァントハウスにて録音です。あくまで「音楽」そのものを大切にする、ドイツ的な音楽センスの集大成のように感じられます。とにかく奏でられる一つ一つの音が美しい。その基本中の基本を最も大切にした、わかる人にはわかる素晴らしい演奏だと思います。通常の同曲と比べ幾分ゆったりとしたテンポ設定になっていますが、音楽を聴けばこれが見事な一体感で、単純にスピードが遅いのではなくゆったりとした気持ちの大きさなのだと気づかされます。誰の采配かはわかりませんが、センスが光ります。東独エテルナが消滅してしまう年の発売で、プレス枚数が少なくいです。希少なズスケの録音の中でも、特に見つかりにくい一枚です。 [1回]PR