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よもやまレコード

東独エテルナの名盤~Nr.2 ズスケらによるシューベルト/ピアノ五重奏曲「ます」

ETERNA 825 873
22 (24)
シューベルト / ピアノ五重奏曲 "ます" Op.114

ウォルター・オルベルツ(ピアノ)
カール・ズスケ(ヴァイオリン)
カール=ハインツ・デームス(ヴィオラ)他

70年録音。
第一回のロマンスの紹介から、続けてズスケ参加の録音です。

気高く気品に満ち、暖かに生きる命の鮮やかさ。

シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」は、愛すべき美しい自然、柔らかな木漏れ日、暖かい空気は胸にあふれ、はつらつとした希望が湧いてくる、そんなヨーロッパの春を描いたような名曲です。

ドイツ人は本当に自然をこよなく愛する人たちで、時間と心に余裕を作っては外で光を浴びて過ごしています。
彼らは自然の、自然のままの姿を愛しています。
子供の頃から自然の多い環境で育ち、ドイツの子供たちは自然の美しさを知ります。
そんな自然を良く知るドイツの手練れたちは、美しい自然を描いた名曲を、さも鮮やかに彩るのです。

ちなみに・・・このレコードは結構売れたようで、古道具屋やなんかでも「見かけなくはない」、まぁまぁ手に入りやすい一枚だとは思います。
ただ、その美しさにあまり安い値段は付けられないワ、と思っているようで、結構な値段が付けられていることが多いです。

ピアノの音は少しこもった感じに聞こえなくはないですが(少なくとも私の環境ではもうちょっと艶が欲しいです)、弦楽の音はつややかでのびやか。
豊かな音楽をお楽しみいただけます。

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