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よもやまレコード

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東独エテルナ/LP ブロムシュテット/SKD ブルックナー/交響曲 第4番「ロマンティック」

”ブルックナー
交響曲 第4番「ロマンティック」”
ブロムシュテット_シュターツカペレ・ドレスデン_ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」エテルナ
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン

81年の録音 ドレスデン ルカ教会にて
日本コロムビアとの共同制作版 録音はホルスト・クンツェ氏参加。

【 東独エテルナ 725 007 / 85年 / STEREO / DMM 茶色ラベル 】

  ブロムシュテットはその高い知性から来るその曲への解釈、持ち前の冷静さと、冷静さの内側に熱を焦がす情熱が魅力の指揮者と感じるが、ただひょっとするとそれだけには収まらず、「宇宙」までもを的確に描こうとしているのではないかとすら思ってしまう時がある。
  精密な日本画が草の一本が風になびくこと描くことで全体の情景を見せるように、彼は一つ一つ小さなの要素を丁寧に・精密に描き、曲が示す道へと確信を持ち込んでいく。
丁寧に描かれた一つ一つの要素は次第に積み重なり、彼の音の世界が次第に構築されていく。
塵芥やそこに住む者達から、宇宙全体の循環までもを描くような、そんな生命に溢れる音楽のように、私には聞こえた。

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